ルリユール 私の製本 -4- (昔の写真整理)

今日で最後ですが、布や和紙張りのカジュアルな本を紹介してみます。

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このように表紙も見返しも和紙です。

美しいだけじゃなく、手触りもよくて気にいっています。

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和紙は裏張りをしています。

 

今度は布(クロス)と西洋紙です。

職人が手作りしたマーブル紙は1枚最低でも500円くらいするのですが、したのものは印刷なので20円くらいだから失敗しても泣かないし、雰囲気はクラシックを味わえます。

 

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簡易な製本には市販品のテープ状の花ぎれをつけるのがふつうです。

でも私は練習のため、すべてを手作りしていました。

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このような練習は革装に入るまでたくさん行います。

中身は普通の小説、20世紀前半のベストセラーなど安価本です。

 

私の製本メモはここまで。

 

楽しいおまけのコーナー

パリの製本屋さんスケッチ

製本屋さんもどのくらい残っているのか…

ネットでみつけたもの。

①Mors Doré √ (relieur)

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Reliure et dorure artisanale - Place Dauphine, dans le premier arrondissement.

 

https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/236x/ef/8a/f6/ef8af6393ed57105bed6ebf069871e82.jpgRelieur - Paris

https://s-media-cache-ak0.pinimg.com/564x/4f/14/53/4f1453388f0bb8d02942618257148cab.jpgAtelier du Marais

 

驚異の豆本

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豆本製本機 可愛いですね。

欲しいです。

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 追記:

『ルリユール』村山早紀
2013.11.10 10:03 (1/2ページ)[雑誌・書籍]

 ■立ち昇っている書籍への愛
 表題の「ルリユール」とはフランス語で造本、製本、装幀(そうてい)のことだ。特に本作りの職人が手作業でつくる、工芸品としての技術をさす場合が多い。イタリアで起こり全ヨーロッパに波及したルネサンスが16世紀にフランスに伝播(でんぱ)したとき、愛書家として知られたジャン・グロリエ(1495~1565年)が積極的に後押しして、国王の熱烈な支持を受け、文化として定着していった。ぼろぼろになった本を修理したり、特別な手作り本をつくったりする仕事としても知られている。
 とはいえ、物語の舞台は現代の日本にある小さな架空の街、風早(かざはや)だ。著者のファンならお馴染(なじ)みだろう。海のそばにあって、いつも潮風が吹いていて、昔からお化けや妖怪がたくさんいて、ついでに猫もたくさんいて、今回は犬もいて、奇跡や不思議がいつどこで起きてもおかしくない土地柄だ。季節は8月の半ば近くで、中学生になったばかりの13歳の少女・瑠璃は、法事に参加するため、多忙な両親と高校生の姉に先んじて、遠く離れたわが家から単身、母方の祖母がひとりで暮らしているこの街にやってきた。
たどり着いたほおずき通りは、瑠璃の目には「昭和の時代の映画の書き割りの背景のように見え」る。「古い造りのお店が何軒も、肩を寄せ合うようにして並んでいる。綺麗(きれい)なのれんがかかった、小料理屋さんがある。洋服屋さんに古本屋さん。郵便局、果物屋さん、お花屋さん。楽器屋さん、雑貨屋さん、そしてレストラン」と、具体的なリアルをひとつひとつ積み重ねていって、物語に鮮やかな魔法をかけるための下準備を綿密に、着実に進めていく。
 やがて瑠璃の目の前に現れる「謎の洋館」は、魔女めいた外国人女性が営む「黒猫工房」という名前のルリユールだった。世の中は電子書籍の時代に突入しているが、美しい造本、製本、装幀を愛する人は、書籍の魂の輝きを知っている。登場人物だけではない。著者とともに本書を手がけた編集者、画家、デザイナーら製作関係者の書籍への愛が、オーラとなって立ち昇っているみたいな一冊だ。(ポプラ社・1575円)評・宝田茂樹(文化部編集委員