世界のビアカフェ クルミナトール kulminator-1-

アントウェルペンの名店「クルミナトール」。

ビール好きの聖地とも言われ、世界中から客がやってくる。

地元の人にとっては迷惑な話だが、いつも観光客でごった返していて、私としても申し訳ないきもちである。

クリスマスが過ぎ、新年も明けて、奇跡的に静かな日の店内。

このカウンターの向こうに女主人は立っている。

 

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地元の人が三人、マスターとのんびり話をしていた。

最近読んだ本の話や亡くなったデビッドボウイの話などを。

 

 

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ボードには 今日のおすすめ、今週のおすすめが書いてある。

メニューは電話帳かと思うほど分厚い。

ビールの銘柄は世界一、二を争うほどで、地下の保存庫に収まっているらしい。

 

 

さて、なぜこんなに有名かというと、町はずれの小さな名店を世界に知らしめた男がいる。その名もマイケル・ジャクソン

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歌手のほうではなく、本の挿絵でビールに囲まれ、ビールグラスを持っている人。

歌いも踊りもしないマイケル・ジャクソン

後ろのカウンターでわかるように、この店「クルミナトール」で撮った写真である。

この方も2007年になくなり、いまやマイケル・ジャクソン二人とも故人になってしまい、寂しい限りだ。

 

 ビールやウィスキーを愛する人でマイケル・ジャクソンを知らない人はいないーそのくらい有名な人だ。著述業やTV出演などを通して世界中にファンがおり、来日もしている。

挨拶はいつも同じ「私は歌いも踊りもしませんよ」。

歌手マイケルがKing of Pop と呼ばれるのに対し、こちらはビールのホップをかぶせてKing of Hopと呼ばれる。

 写真の本:マイケル・ジャクソン地ビールの世界―多彩な味わい、ベルギー・ビール (1995年版) 

 

上を見上げると、ビールのコルク栓で作ったリースが。

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ビールはたいてい度数がとても高いので、ゆっくりいただく。

せいぜい3杯までだと思う。

それでも2時間はかかる。

 

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女主人とおしゃべりしたり、

それから

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猫をかまったりする。

このお宅には5匹いるんだって。

8年前い来たときは黒猫がいて、貴婦人みたいだと思った。

今回も黒猫がいたが、同じ猫じゃないと思う。毛並みもあまりきれいじゃなかった。人見知りですぐ逃げて行ってしまい、奥に引っ込んだ。

 

ご主人がなぜか気を遣ってくれて、猫を呼んでくれる。

マスター、すみません。大丈夫ですよ。お気遣いなく。

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3杯目。もうこれでやめないとね、と思っていたら、あの子がこっちを気にしている。

 

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あんたの方なんか見ていないわよ、といった風情だが、けっこうチラチラこちらを見ている。

 

だんだん慣れてきて、しまいにはこんな可愛いおすましポーズをきめてくれた。

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 ね、可愛いでしょう。