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アールヌーボー建築「人民の家」「五大陸の家」

アールヌーボーの建物なんて、ベルギーでは珍しくもなんともない。ブリュッセルは花盛りだし、アントウェルペンでは、栄華を手にした市民が競って建築家を雇い、施主となり、奇抜な屋敷を建てさせている。

個人の趣向が濃厚で、成金趣味のものも多々あるのだが、当時の新興ブルジョワの勢いが感じられておもしろい。そうした建築作品はいずれまた。

 

名称:Liberaal Volkshuis "Help U Zelve"

人民の家(指定文化財) Volkstraat 40, Antwerpen

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天気が悪くて写真が残念である。

ファサードの労働する男たちが見えるだろうか。

大きくしてみると

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この建物は観光局などで「人民の家」と呼ばれているようなので、私もそれにそろえたい。19世紀末の建築で、ベルギー労働党の地方本部として使われていた。

プロレタリア階級が結束し、政党を作り始めた時期である。

1994年以来、シュタイナー学園が入っている。シュタイナー学園というのは、オーストリア出身のルドルフ・シュタイナーの教育理念を実践する学校のことで、日本にもある。

 f:id:cenecio:20160819095752p:plain場所は美術館地区

f:id:cenecio:20160819095425p:plain昔の絵葉書

 

 

「五大陸の家」De vijf werelddelen 

 

実は前にも一度扱っている。

cenecio.hatenadiary.com

 

船が飛び出したこのユニークな建物は、

1901年、建築家Frans Smet-Verhasが

ある船主の依頼を受けて建てたものである。

ガラス窓の枠の上に大陸名が刻まれている。

 

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今回訪れてみてびっくりした。

あれ、色がおかしい。

鮮やかな色に塗りなおされていた。

ガイドブックの写真と比べると、あまりに違うので違和感を感じた。

 

 こちら、ガイドブックの写真。

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ここまで色を変えていいものかと、考えさせられる。